パピヨンスタンダード解説:JKC三重インペリアルパピヨンクラブ

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パピヨンスタンダード解説

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Papillon got #1 in USA

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Chie Ejima is Japan Kennel Club and FCI all breeds judge at International championship shows level !! パピヨン
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we have a beutifil show puppies!
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last up date 2009 6/10





パピヨンを愛する人を募集中です。


パピヨンのスタンダードを写真で解説


パピヨンの審査におけるプライオリティについて
①犬種の特徴である耳の形状(大きさと形)
②犬種の特徴であるアーチドテールの形状
③犬種の特徴であるシルキーなコートテクスチャー
④犬種の特徴的なプロポーション(ボディバランス)と健全なボディ
⑤犬種の特徴的な頭部表現

パピヨンスタンダード
より多くの方に、パピヨンのスタンダードを充分にご理解して頂くために、実在のパピヨンたちの写真をふんだんに使い、初心者にも解り易く記載いたしました。


原産地
 フランス、ベルギー
用途
 愛玩犬
FCI分類
 グループ9: コンパニオン・ドッグ&トイ・ドッグ
 セクション9: コンチネンタル・トイ・スパニエル

パピヨンスタンダード
パピヨンの魅力は特徴的な大きな耳!
沿革
先祖犬はスペインのスパニエルの一種で、小さいので一寸法師のスパニエル(エパニエルナン)と呼ばれ、16世紀にフランスのルイ14世王朝時代、上流階級でもてはやされ、イタリアのボローニャ地方で多く繁殖され、高額で取引されたと記されている。
パピヨンとはフランスの蝶のことで、この犬の耳が蝶の羽状に見えることから名付けられ、したがって別名バタフライ・スパニエル(英名)とも呼ばれている。


パピヨン
全米ナショナル展連続最高位のガイア
一般外貌
優美な絹毛状の被毛を持つ小型犬で、直立した耳は蝶が羽を広げたようについていて、先端に飾り毛がある。尾にも飾り毛があり、リスのように背負っている。
なお、垂れ耳の犬(ファレーヌ)もある。


パピヨンスタンダード
理想的なスカルと耳の形状:IntCh Tuss
大変美しいメスの性相をし、理想的なスカルをした生後3歳時の写真

パピヨンスタンダード
理想的なストップとスカル:AmCh ムサシ
生後6ヶ月時の理想的なパピーの頭部

パピヨンスタンダード
理想的な目とセット位置:IntCh Kid
生後12ヶ月時の大変美しい頭部と完璧な目と、そのセット位置を見て下さい。

パピヨンスタンダード
子犬の理想的な目とセット位置
生後5週令時の大変美しい完璧な目と、そのセット位置

パピヨンスタンダード
理想的なファレーヌの耳のセット位置
中途半端な耳の表現は、重大欠点になるので注意。
ご覧のように多少上を向いても耳は上りません。しかし、目が小さ過ぎます。

パピヨンスタンダード
この犬の目のセット位置は正確ですが、パピヨンの大きすぎる目、急すぎるストップは欠点です。
頭部(ヘッド)
ボディに対して標準的な比率である。
大型、中型のスパニエルに比較すると、全体的に軽く、短い感じに見受けられる。

頭蓋部(クラニカル・リージョン)
◆スカル
側望しても、前望しても丸みを帯びすぎることはなく、両耳の間に僅かな溝が見られるものもいる。
◆ストップ
明瞭である。
重量感のある犬については、ストップはやや明瞭ではないが、はっきりしている。
小ぶりな犬については、極端すぎるわけではないが、たいへん明瞭である。

顔部(フェイシャル・リージョン)
◆鼻(ノーズ)
小さく、黒く、丸いが、上部は僅かに平らである。
◆マズル
スカルより短く、細く、尖っているが、側面がえぐられるほどではない。上向きに反っているものは好ましくない。

鼻梁(ナーサル・ブリッジ)
真っ直ぐである。
◆唇(リップス)
色素は特に濃く、薄く引き締まっている。
◆顎/歯(ジョーズ/ティース)
歯はかなり力強く、シザースバイトである。
◆舌(タン)
舌は見えてはならない。常に見えていたり、指で触れてみても引っ込まない舌は欠点とされる。
◆目(アイズ)
やや大きく、しっかり見開いている。
大きなアーモンド型をしており、出目ではなく、頭部にやや低く付いている。
目頭はスカルとマズルの交わる場所に位置する。
ダークで、表情豊かで、目縁の色素はたいへん濃い。
◆耳(イヤーズ)
かなり薄いが、丈夫である。
立耳も垂れ耳も、手で触ってみると軟骨の先端はそんなに尖ってはいない。
耳は頭部のやや後方に付き、みみの間隔は十分に離れているため、スカルは僅かに丸みを帯びている。
・垂れ耳:ファレーヌ
静止している時には高く位置し、耳の高さよりかなり上である。
垂れ下がっているが、たいへんよく働く。
ウェーブのかかったたいへん長い被毛に覆われており、可愛らしく見える。
・立耳:パピヨン
高く位置し、耳は良く開き、外向している。
耳の内側のラインは水平に対して約45度を成す。
耳はスピッツ・タイプの耳の様に上方に尖っていてはならず、これは絶対避けなければならない。
耳の内側は、細くウェービーな被毛で覆われている。
最も長い被毛は耳の端よりも僅かに飛び出している。
一方、耳の外側は、飾り毛を成す長い被毛で覆われ、耳の縁をはるかに越えて伸びている。
2つのバラエティーを交配すると半直立耳で、先端が垂れたものがしばしば作出される。
この交配によりできた耳は重大な欠点と見なされる。


ここで注意点!
写真で見ると解るように、目の大きさは年齢を増すごとに大きくなってしまいます。
子犬時に、理想的な目の形の犬を選んでしまうと、将来は欠点の大きな出目になってしまいます。
これでは、エレガントなパピヨンの表現が台無しです!
成長過程を良く理解した上で、子犬を選ぶ事が重要です!!
また、パピヨンのプライオリティ第1位の耳の形状においては、角度を保ち、より大きな耳をし、先端が丸くなっている事が重要!
また、ファレーヌは確実に頬に付き、垂れている事が重要です。

パピヨン
生後4ヶ月の素晴らしいネックライン
頸(ネック)
適度な長さで、項は僅かにアーチしている。
パピヨン
良くレイバックした肩と素晴らしいネックをした生後10ヶ月の子犬


パピヨン
理想的なトップラインとネックライン、テールセットをした2歳時のクラフトDRCC IntCh ジョー
ボディ
◆トップライン
平らで、短すぎることなく、アーチしすぎることなく、窪んでもいない。
◆腰(ロイン)
丈夫で、僅かにアーチしている。
◆胸(チェスト)
幅広く、適度に深い。
最後肋骨の前で計った胸囲は、体高とほぼ等しい。
肋はよく張っている。
◆ 腹(ベリー)
僅かに巻き上がっている。

パピヨン
15ヶ月の美しいボディバランス
Ams-W AmCh JkcChパッチ

ここで注意点!
パピヨンのトップラインはテールで隠されています。 テールをあげて、必ずトップラインを確認しましょう。

パピヨン
理想的なテールセットの成犬:USA BIS犬
尾(テイル)
尾付きは高く、やや長い。
十分な飾り毛が愛らしいプルームを形成している。
動いている時には、背線上に掲げられ、カーブを描いている。
先端は背に触れてもよいが、決して背中で巻いたり、
背の上に平らに乗ってはいけない。


パピヨン
理想的なテールセットの子犬:4ヶ月
美しくアーチしたネックラインと理想的なトップラインをした子犬です。

ここで注意点!
パピヨンのもう一つの大きな特徴であるテールです!写真の様にテールは背上でアーチし、背との間に手が入ればベスト!
多くのパピヨン達が正しいテールの形状をしていません。
フラットテール、巻き込んだテールは大きく減点されます。

パピヨン
理想的なボディバランス:4ヶ月TUSS
良くレイバックした肩、真直ぐで理想的な骨量の前肢と肘は下胸に密着する。
パピヨン
理想的なボディバランス:9ヶ月
理想的な寛骨の角度とテールセット、リアアンギュレーションは理想的でホックジョイントは低い。
パピヨン
オーバーアンギュレーションと傾斜しすぎなトップライン、フラットテール。 これらは「スタイリッシュである」と言う方がいますが、パピヨンにおいては欠点です。
四肢(リムズ)
脚は真っ直ぐで、丈夫で、細い。
脚が長すぎて重心の高いものは好ましくない。
前望しても、後望しても、脚は平行であること。

前肢(フォアクォーターズ)
◆肩(ショルダーズ))
よく発達しており、ボディに密着している。
◆腕(アーム))
上腕と肩甲骨の長さは等しく、良い角度で接合され、ボディに密着している。
◆手根(カーパス))
側望すると腕関節は明瞭である。

後肢(ハインドクォーターズ)
飛節(ホック・ジョイント))
よい角度を成している。
◆ 足(フィート)
ヘアー・フィートと呼ばれる、やや長い足で、パッドに均等に体重がかかっている。
爪は強く、ブラックが望ましい。
ブラウンやホワイトの毛色の犬はより薄い色の爪である。
(ホワイトの爪をもったホワイトの犬や、ホワイトの脚の犬は、他の全ての点で色素がしっかりと沈着していれば失格とはならない。)
指趾は丈夫で、パッドは頑丈で、指趾の間を細い毛が十分に覆い、足先を越えて伸び、先端を形成している。


ここで注意点!
パピヨンは健全なボディーを持っています。バランスは体高に対して、体長が長くなります。スクウェアーなボディではありません。
また上腕が短く、立っている子が多いのが現状です。肩甲骨:上腕骨=10:10でその角度は90度を理想とします。

パピヨン
スムーズに伸びた前肢:BISIntChマーク
パピヨン
BIS&BISS全米No,1IntChAmChキッド!
前後脚の着地点が完璧です!素晴らしい
リーチ&ドライブと十分な前後の角度構成
から作られるムーブメントは、この様に
接地面が一点となります。
歩様(ゲイト/ムーブメント)
気品があり、自由で、軽快で、優雅である。


ここで注意点!
上腕骨が短く立ったパピヨンのムーブメントは、高踏み歩様をする事があるので要注意をする事。これは欠点です。

パピヨン
生後10ヶ月の美しいシルキーコート
パピヨン
美しいトライカラー:Asian-W AmChミント
パピヨン
美しいハウンドトライカラー:AmChヨン様
耳の形状も先端が丸く大きく、良い角度
パピヨン
美しいホワイト&レッド:ナショナル展BOW
生後6ヶ月1週間での受賞は最年少記録!
美しいシルキーコートの為、この時期はコートがボディーに密着しており、絶対に開立していません! パピヨン
ホワイト&セーブルのファレーヌ
この様なブレーズをペンシルブレーズと言い問題はありません。 このパピヨンは、マズル・スカル共に太すぎ優雅さがありません。
パピヨン
ホワイト&ブラック:アメリカNo,1大王
被毛(コート)
◆ 毛(ヘアー)
被毛は豊かで、アンダーコートはなく、艶があり、ウェービーである(カーリ-なものと混同してはならない。)
柔らかくはないが、僅かに弾力があり、絹糸のようである。
平らに生えており、極めて細く、僅かにウェーブしている。
被毛の外観は、キング・チャールズ・スパニエルの被毛と似ているが、ペキニーズのものとは明らかに異なる。
同時にスピッツの被毛と類似していてもならない。
顔部、マズル、脚の前部、中足の被毛は短い。
ボディの被毛の長さは中位で、頸の被毛は長く、ラフやウェーブして胸まで届くジャポーを形成している。
耳と前脚の後部には飾り毛がある。
大腿の後部には柔らかい被毛によって豊富なキュロットが形成されている。
指趾の間には小さな毛の房があってもよく、それが伸びすぎて足が重たそうに見えてはならないが、その長さによってかえって細く見えることもある。
犬の被毛が良好な状態では、キ甲における被毛の長さは7.5㎝で、尾の飾り毛は15㎝である。
◆ 毛色(カラー)
白地であれば全ての色が認められる。
ボディや脚はホワイトの割合が多いのが好ましい。
頭部にはいくぶん幅の広いブレーズが広がっているのが好ましい。
頭部の下部にホワイトのマーキングがあることは許容されるが、ホワイトが大半を占めるのは欠点となる。
唇、眼瞼、特に鼻は、全て色素が濃くなければならない。

パピヨン
8ヶ月の子犬の写真をご覧下さい。ポメのようなダブルコート、急すぎるストップ、強いテールセットは欠点です。
しかし、目のセット位置は非常に美しく、色素も完璧です。


ここで注意点!
パピヨンのコートテクスチャーはシルキーです。プライオリティにおいてもコートテクスチャーは上位であり、とても重要なポイントです。
現在、多くのダブルコートのパピヨンが存在します。悲しい事です。
この様なダブルコートの犬を「毛吹きが良い」と勘違いされている方が多いのには、驚かされます。
リアルシルキーコートの子犬時(約4ヶ月~7ヶ月)は、コートがボディに密着していますので、すぐに理解できるでしょう。

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